【開閉屋根】河口湖ステラシアター

全天候対応型へ生まれ変わった野外音楽堂

1995年、バックステージに富士山の美しい眺望をシンボルとする野外音楽堂として誕生した河口湖ステラシアター。竣工以来、多くの音楽コンサートやイベントが開催され、町民たちにも愛されてきた。一方で、周囲との景観との調和を設計コンセプトとし屋根を持たなかった本施設は、公演の開催の可否が天候に左右されるという課題を抱えていた。

2005年 この課題を解決すべくシアター建設計画当時から現在まで施設を支え続けるマネージャーの野沢の熱い想いのもと、屋根の設置の計画が始まった。建物は屋根の重さに耐えれるだけの強度を有していなかったため、新たに屋根全体を支える柱を建物の四隅に立てた。また、野外音楽堂と言うコンセプトを残すために屋根の一部を可動屋根として計画した。そして、2007年、晴天時は屋根を開放して富士山と雄大な自然を望む野外音楽堂として、雨天時は屋根を閉じて屋内空間に。あらゆる天候に対応可能な全天候型シアターへと生まれ変わった。

飛躍的に稼働率が向上ステラシアター

全天候型へと変貌したステラシアターは、公演中止の不安が解消されたことで各種イベントへの積極的な招致活動を可能とした。これにより1シーズン当たりの集客人員は10倍以上と言われ、 飛躍的に稼働率が向上した全天候型施設として評価が高い。

イベント開催日には沢山の人々が町へと足を運ぶ。富士山や河口湖と並ぶ「町のシンボルのひとつとなった河口湖ステラシアター」は、今では音楽を通じて富士河口湖町の魅力の発信地のひとつとして活躍している。

イベント演出には欠かせない開閉屋根

開閉屋根はイベント演出にも一役買っている。屋根を開けた時には、富士山を望む大自然の中で開放的な空間を演出し、屋根を閉じた時には、暗闇の中でスポットライトやペンライトなどの演出。熱狂する観衆の中、静かに開閉屋根を開けて、花火の演出など、それぞれのシーンに併せ全く違った表情を見せる開閉屋根による演出は観衆の皆さんに新たな体験を届けている。

Withコロナに適合した換気型施設

コロナ禍におけるライブイベント開催の賛否が議論される中、主催者側及びお客様の感染拡大防止の観点から「徹底した換気」が行われることが重要になって来ている。四隅の柱で屋根を支えた河口湖ステラシアターは、建物周囲が常に外気を取り入れられる構造。また、屋根の開放は瞬時に空気の入れ替えも可能。まさに、Withコロナに適合した換気型イベント施設であり、主催者側やお客様へも大きな安心感を実現している。

施工概要

No. 90147
用途 音楽ホール
商品種別 Dome
建設地 山梨県
竣工 2007年06月
所在地 下記参照